偏見の古典文学史 Maniac-IME：日本語入力ソフトのポータルサイト
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近代秀歌 - 百人一首 - 偏見文学史 - ハイパー定家仮名遣 - ハイパー定家指遣

西暦	作品	著者・編者	備考	歴史的事件など
663				白村江の戦い
672				壬申の乱
694				藤原遷都
701				大宝律令
702				遣唐使 (倭から日本へ？)
710				平城遷都
712	古事記	元明天皇の勅。太安万侶撰録	最古の歴史書
713	風土記	元明天皇の詔。地名の由来、産物、伝説などを諸国に撰進さす	地誌
720	日本書紀	舎人親王ら	最古の勅撰正史
751	懐風藻		漢詩集
759〜	万葉集	大伴家持ら？	現存最古の歌集
794				平安遷都
818	文華秀麗集	嵯峨天皇の勅。藤原冬嗣、仲雄王、滋野貞主撰	勅撰漢詩集
822	日本霊異記	景戒	仏教説話集
827	経国集	良岑安世ら	勅撰漢詩文集
892	類聚国史	菅原道真	勅撰史書
905	古今和歌集	紀貫之、紀友則、凡河内躬恒、壬生忠岑撰	初の勅撰和歌集
	竹取物語		最古の物語
	伊勢物語		歌物語
925?	土佐日記	紀貫之	初の仮名文日記
935				平将門の乱
	将門記		軍記
951	後撰和歌集	大中臣能宣、清原元輔、源順、紀時文、坂上望城、いわゆる梨壺の五人の撰		和歌所(梨壺)
	蜻蛉日記	藤原道綱母
985	往生要集	源信	仏書
	古今和歌六帖	紀貫之、貫之の女、具平親王、兼明親王、源順などの諸説あり	類題和歌集
1001	枕草子	清少納言	随筆
1004?	和泉式部日記	和泉式部
1005?	拾遺和歌集	撰者は花山法皇・藤原公任両説あり
1006?	源氏物語	紫式部
1010?	紫式部日記	紫式部
1013?	和漢朗詠集	藤原公任撰	詩歌集
1028〜	栄花物語		歴史物語。藤原道長の栄華を主
1051				前九年の役
1060?	更級日記	菅原孝標女
1083				後三年の役
1086	後拾遺和歌集	藤原通俊撰
1093〜	大鏡		歴史物語
1106?	今昔物語		古代説話集
1126?	金葉和歌集	白河法皇の院宣。源俊頼撰
1151?	詞花和歌集	崇徳上皇の院宣。藤原顕輔撰
1156				保元の乱
1159				平治の乱
1169?	梁塵秘抄	後白河法皇編著	今様歌謡集
1170?	今鏡		歴史物語
1185				平氏滅亡
1187?	千載和歌集	後白河法皇の院宣。藤原俊成撰
1190?	山家集	西行
1192				源頼朝、征夷大将軍に
1193	水鏡		歴史物語
	六百番歌合	藤原良経宅の歌合。判者は俊成
1197	古来風体抄	藤原俊成	歌論書	和歌所再興
1201	千五百番歌合	後鳥羽上皇の発企
1205	新古今和歌集	後鳥羽上皇の院宣。源通具、藤原有家、藤原定家、藤原家隆、藤原雅経撰
1209	近代秀歌	藤原定家	源実朝のための作歌指導書
1212	方丈記	鴨長明	随筆
1213?	金槐和歌集	源実朝
1219?	毎月抄	藤原定家	消息体歌論書
1220	愚管抄	慈円	初の史論書
1221				承久の乱
1223	後鳥羽院御口伝	後鳥羽院	歌論
1235	新勅撰和歌集	後堀河天皇の勅。藤原定家撰
	明月記	藤原定家	日記
	小倉百人一首	藤原定家	歌集
	平家物語		軍記物語
1248	教行信証	親鸞
1253	正法眼蔵	道元
1274				文永の役
1281				弘安の役
1331	徒然草	吉田兼好	随筆
1333				鎌倉幕府滅亡
1339	神皇正統記	北畠親房	史論
1346	風雅和歌集	光厳院
1376?	増鏡		歴史物語

　何が偏見って？

• やまとことば第一、漢詩・漢語・漢字は外つ国のもの！
  • 特に漢字は、やまとことばをあらわすビジュアルな文字としての道具である
  • 奈良時代は、先進の政治・文化の模倣と対抗。にも関わらず産土/うぶすな/の言葉(歌)は蔓延る？
    • 律令、首都、史書、日本号
    • 白村江で敗北した倭国と、703年に長安に着いた遣唐使(粟田真人、山上憶良ら)がなのった「日本」との関係が知りたい。中国史書では曖昧。
      この辺り、日本書紀に倭国も邪馬台国も卑弥呼も出てこないことも暗示的。取ってつけたように神功皇后の条に魏志倭人伝の記述を載せていることも不自然。
  • これを以って、私はポジティブな「やまと・わ」を「倭」と記し、「大和・和」を用いない。もちろん「やまとちょうてい」は「大和朝廷」なのだが…
  • 侵略しに来たのか、本国で食い詰めたのか知らないが、半島・大陸の渡来人の数はかなり膨大で、倭詞[やまとことば]が消滅してもいいくらいの規模であったかもしれない。
  • 大和朝廷とそれに列なるエスタブリッシュメントが何語を話していたか私は知らんが、どんなに蔑まれても倭詞(と歌)は生き長らえて行った！
    
    
• つぎに、政治と芸術は不即不離！
  • 勅撰詩集が、漢詩から和歌へ替わったことは大きい
  • それなりの政治的安定(内政、外交) が齎した平安時代の文学作品
    • また仮名の発明、そして詞書の発達による歌物語→物語
  • そして武家の擡頭と貴族の没落、
  • 対抗意識(これは後鳥羽院だけだったかも)と貴族文化最後の徒花『新古今和歌集』
    • ここには自然や神の礼賛も、日常の描写も無い。歌枕、本歌取り、象徴主義？などなど、抽象の極み、形而上のことばあそび、すなはち「絶対芸術」である。

 

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