ハイパー定家仮名遣



藤原定家に「定家仮名遣」と云うものがあります。
○○ 広辞苑の第五版には、
  ○○ ていか‐かなづかい【定家仮名遣】‥ヅカヒ
「を」「お」、「い」「ひ」「ゐ」、「え」「ゑ」「へ」3類8字に関する仮名遣を、藤原定家が平安後期の仮名文献などをもとに定めたもの。「を」と「お」とは音節のアクセントの高低による。後世、俗に定家仮名遣として行われているものは、源親行が著し、行阿が増補したともいう「仮名文字遣」(一名、「行阿仮名遣」)で、「ほ」「わ」「は」「う」「ふ」「む」6字を増補して5類14字とし、さらに語例を増加したもの。中世から江戸時代にかけて堂上家・歌人などの間で広く用いられた。
○○○
  とありますが、「ハイパー定家仮名遣」は似て非なるもので、所謂{いわゆる}ルビを漢字の直後に体系づけた記号で挟んで置くものであり、インターネット(メール、掲示板など)やパソコン通信などの「デジタル文字コミュニケーション」において、やや凝った表現・文体を実現しようとするものです。
また記号によって言葉自体がカテゴライズされ、一般(常用語)、特殊(当て字・難読語・古語)、個別(専門語)などの言葉の遣い分けの幇[たす]けとも成ります。




ハイパー定家仮名遣
○○
( )
常用訓
「常用漢字表」にある「読みがな」
 
[ ]
難読語
国語辞典・漢和辞典などにある「常用」以外の訓み
 
{ }
当て字
熟字訓、造語などを含む (WXG の当て字警告に対応)
 
/ /
古語訓
古文・古典関聯の辞書で使用、いわゆる「歴史的仮名遣」
 
< >
専門語
専門語や術語など。神道辞書、サクラ大戦辞書、ブギーポップ辞書などで使用
       
拡張
 
' '
意 味
「意味」を記入。二字漢語連想の辞書で使用
 
[ ]
作 字
フォントにない文字 [左+右] 記紀で使用
 
' ,
作 字
フォントにない文字 '上+下, 記紀で使用
       
「用法」辞書の記号
 
「常用漢字表」に読みがある漢字
 
(1)
= と記[しる]してあるのはそれに続く単語と同じ「用法」
 
(2)
=> は「常用」では続く単語に代えて表す
 
<かな>
「常用」ではかなで表記する
 
<->
その前の語と反対語の関係にある
       
「用例」辞書の記号
 
「常用漢字表」に読みがある漢字
 
(1)
= と記[しる]してあるのはそれに続く単語と同じ「用法」
 
(2)
=> は「常用」では続く単語に代えて表す
 
<かな>
「常用」ではかなで表記する
  ○○ ○○  

 

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