食の崩壊か大衆消費社会への逆襲か
さて、またもや中国製の冷凍食品で毒物? が発見された。
結論は、市場経済をベースとした大衆消費社会が実現したことによって、こういった、大衆の生命が危険にさらされるようになってしまった、ということである。
もってまわった話をしよう。
たかじんがMCをつとめる深夜番組を見ていたときのことである。
キムチは韓国の名産であるが、そもそも唐辛子は日本から朝鮮半島へ伝わったと言っていた。
言っていたのは、その時の番組のゲストである大学の先生で、北および南の朝鮮の人である。
さて、唐辛子とあるからには、日本では唐つまり中国から伝わったのではと思っていたが、諸説紛々らしい。「唐」は外国の総称でもあるかもしれないし…
一説によると、豊臣秀吉の朝鮮侵攻時に、凍傷予防のための薬として、半島に持ち込んだと。
で、朝鮮では「倭辛子」と呼ばれたこともあるらしい。
このトウガラシを使ってキムチがつくられるのだが、韓国では、もはや韓国産のキムチは高くて買えず、中国から安いものを輸入しているとのこと。
はいこれで、経済力をつけた日韓の大衆消費社会は、同時に国内賃金も高騰してしまったので、労働集約型の商品の調達は、まだ低賃金である中国に依存しているということである。
もう、大衆であるならば、大きくお金を稼いでいないならば、身の丈にあった食生活をするべきではないだろうか。
ウナギなんぞも、年に1回食せばいい。
大衆相手に大量生産して儲けようとする日韓の企業は(日韓に限らないのだが)、人手を中国へ求めていくから、安全が維持できないのである。
要は、面倒臭くないとか、廉価とか、それを第一に考えれば、安全が損なわれていくのである。
デジタルのセキュリティも同様である。
命を捨てて安いものを食らうか、そうでなければ貧しさに応じた食卓で、命長らえるべきであろう。